震災から7年が経つ大槌町で、私たちがもらった“あったかい心”と、目にした“希望”

大槌のお母さん、八幡幸子さんの最初の記事を読んでいただけたでしょうか?

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「ひたすらまっすぐやるのさ。」震災後、約2500人に食事と宿を無料で提供してきた大槌の“お母さん”とは

 八幡さんのお宅に滞在して、私が感じたことは消化しきれないくらいたくさんあります。八幡さん、全てを包み込んでくれるように優しくて、温かいんです。
感謝以外の言葉が見当たらないくらいに、私たちにくれたものが本当に大きすぎます。

でも、消化しきれないなりにも、精一杯そこで感じたことをお伝えできればとお思います。

 

「おかえり」と「ただいま」

「おかえり~」

この笑顔に迎えられた4日間は、もう「すごく、すごく」幸せでした。

お母さんの顔を見るだけでほっとして、ただいまーって自然に言っちゃうんです。

 

八幡さん、私たちが初日に訪れた時、最初の一言が

 

「おかえり~。濡れなかったか?」

 

でした。初めて訪れたのに、〝おかえり〟

どんな人でもその一言で迎え入れる姿勢に、私たちはびっくり。

 

「は、はい! ありがとうございます!」

 

あんなに広くて「大きな、大きな」心に触れると、人は本当に言葉が出ないんだなあって思いました。

 

そうやって迎えてくれることに、人はとっても安心を感じます。

だから次の日からはもう自然と「ただいま~」って言っちゃう。

 

「おかえり」「ただいま」

 

自然とその言葉が交わされるこの場所は、八幡さんの大きな愛に包まれていました。

 

あったかいごはん

「食べれ、食べれ~」

毎朝毎晩作ってくれるあったかいご飯。

 

(お釜いっぱいのガス炊きごはん)

 

おなかも心も満たされるってこういうことで、優しさがつまったご飯です

「ここきて食べるとみんな太って帰るんよ~」

八幡さんのお家を訪れたことのある人は、皆さんキラキラした笑顔でそういいます。

 

心のこもったご飯は、いくらでも食べられちゃいます。

 

八幡さん、宿泊している人たちの朝ごはんや、そのあと幼稚園や役場に配達するお弁当作りのために毎朝4時からごはんの準備をします。

 

でも八幡さん、それを全く苦に思っていません。

 

「こうやって毎朝はや~くから作るのよ」

「今日はO人分だからこれくらいかな~」

「こうすると見栄えが良くなって食べたくなるでしょ~」

 

そんな風に、楽しそうに話しながら、料理を作ります。

だれかのことを思って楽しそうに料理をする八幡さんの姿がとっても印象的でした。

 

私も朝、お手伝いをさせてもらいました。

(この日は3月11日。追悼式に足を運んだ人たちのために赤飯を包みます。)

 

『お母さん、おいしいごはん本当にありがとうね。また必ず食べにきます。』

 

笑顔のしわ

八幡さん、大きな口を開けてとびっきりの笑顔でよく笑います。

その笑顔に迎えられる人々は自然と笑顔になり、

ほっとして、ここに自分の居場所があると感じます。

 

八幡さんがことあるごとに語るのは人への感謝。

「自分の人生は幸せなの。いろんな人との出会いに恵まれて、感謝なの。」

 

何度も優しい笑顔でそうおっしゃっていました。

目元に寄せられたそのしわは、全てが笑顔の時のしわです。

 

 

全てのものを受け入れ、包み込む優しいまなざし。

人を信じ、すべての出会いに感謝する心。

11日をまっすぐに生き、自分の人生が幸せだと語る姿。

 

八幡さんが私たちにくれたものは大きすぎました。

受け止めようとする私の心は追いつかないくらいに。

 

でも私、一つ確信しました。

 

こうして信じられないくらい大きくて、優しくて、温かい心を、

からだいっぱいに受けた時、

人は、自分の中ある温かい心でそれを一生懸命に受け止めるのです。

 

自分の中にある温かい心でその想いに精一杯感謝するのです。

 

 

八幡さんの元に集まる人々はみんななあったかくて、優しい人ばかりでした。

 

人は誰でも温かい心を持っている。

それに素直になれるのは、こうやって誰かから温かい心を受けた時で、

その時、自然と心の輪が広がり、人々が集う。

 

八幡の“お母さん“の広い大きな心を受けて、私の心はそんな風に感じました。

 

「ただいま~」

 

私はきっとまたそうやって八幡のお母さんに会いに行きます。

 

もっともっと、八幡さんのおっきくて優しい心を精一杯受け止めたくて。

 

 

この記事を読んで、あなたの中にある“あたたかい”心で、

何かを受け止めてくれたのなら私にとってこれ以上の幸せはありません。

 

P.S 八幡さんから感じたことは、私の文章では伝えきれません!大槌町に足を運ぶことをお勧めします!(笑)

 

(文/ひなた)

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