こんにちは!!
今回の志取材は今までと少し雰囲気が違って、面白いことになりそうな気がしています。
物語の舞台は、神奈川県の南側。
潮風の匂いが心地よい、この地域のことを人々は「湘南」と呼んでいます。

真っ青な海に臨むこの場所、「湘南」で生きるとある大学生のお話です。
それでは、お楽しみください。
さて、今回は、
「若者のチカラで湘南を盛り上げる」
そんな目標に向かって活動している、横浜国立大学の3年生、内田陸生さんを取材してきました!

湘南で生まれ、湘南で青春時代を過ごした陸生さんが、
「湘南で若者の夢を応援するサービスがあったら面白いんじゃないか?」
「湘南特有の若者文化をもっと多くの人に知ってもらいたい!」
そんな想いで2017年10月に立ち上げたのが、
湘南基地プロジェクト
です。
「湘南基地プロジェクト」とは何なのか?
アルバイトばかりしていた陸生さんが、このプロジェクトを発足するに至った経緯とは?
そして、なにより、陸生さんの湘南愛を。
ここから、掘り下げていきましょう!
@新宿三丁目にある、やけにオシャレなカフェ
真っ赤な髪を揺らしながら、陸生さんがやってきました!
それでは、取材スタートです。
「湘南基地プロジェクト」って?
「いきなりなんですが、現在、陸生さんがやっている『湘南基地プロジェクト』について詳しく聞かせてください!」
「えっと、すごいザックリ言うと、湘南を盛り上げようっていうプロジェクトです。中でも、若者の力を使って盛り上げたい。若者っていうのが結構キーワード。若者の力ってすごいデカいと思うし、僕の過去の話とも繋がってるんだけど、湘南地域での学生生活ってすごい価値があるなって思っていて、そこに僕は可能性を感じたし、自分の地元で面白いことができたらワクワクするし面白そうだなって思って。人の温かみがあるとか、地方なんだけど、他の地方と比べると都会から近い分、特殊な雰囲気があるなって思ってて、そこをいい感じに発信できたらいい感じになるな〜って(笑)」
「たしかに!なんか湘南ってオシャレなイメージありますよね!」
若者の力で湘南を盛り上げたい!という陸生さんの想いがカタチになったのが『湘南基地プロジェクト』なんですね!
バイト漬けの毎日から
「ところで、『湘南基地プロジェクト』を発足したキッカケって何だったんですか?」
「一番最初から話すと、僕なんかめっちゃ幸福度低くて、普通に今この瞬間が幸せなんだよね。だから特別これを成し遂げたいとかあんまりなくて。基本何してても幸せ!みたいな。悪く言えば、志が低いっていう。だからこそ逆にずっと何していいのかわからなくて、そのことに対してずっと悩んでた。
何を判断軸に、何を選んでいいかわかんなくて、
将来に対する漠然とした不安があった。
でも、それを解決する手立てもなくてとりあえずバイトするみたいな。でもお金の使い道なくてどうしようーみたいな。だから、将来どうしたらいいのかわかんないんですよね〜。っていう話を結構いろんな人に話してて、そんな時にバイト先の先輩が結構(悩み)話を聞いてくれたんだけど、地元湘南で大学横浜だと、東京って結構遠いんだよね。で、バイト先の先輩の紹介で、ある人と出会ってその人の話に僕はすごい勇気をもらって、いろんなこと行動すればやりたいことが見つかるんじゃないかなって思って。色々やってみようと思ったわけで、最初に紹介してもらったのがその人の後輩がやってる学生団体Re:actっていうのに入ったんだ」
「それは何年生のときですか?」
「それは1年の終わりだね。そらから1年ちょいしか経ってないんだけどね。(笑)
でね、Re:actはイベントのやり方を教えるっていうのをやっていて、0から価値あるものを生み出して人に与えてみるっていう。
やりたいことがわからない原因は何かっていうと、考え方が消費者視点になっているってこと。
だから、与える側になる手段としてイベントっていうのはわかりやすいし、再現性があるものだよねっていう。それで、やりたいこと見つけようっていうのがRe:actの活動方針でした」
将来に対して漠然とした不安がある。
大学生の今、何をしたらいいのかがわからない。
そんな陸生さんと同じような悩みを持っている人もいるのではないでしょうか?
Re:actの活動を通して、気づいたこと
「Re:actの活動はいつまでやっていたんですか?」
「それは、湘南基地プロジェクトを発足する前だから、去年の10月までやってました。
Re:actの活動を通して、いろいろ思うことがあって、
まず、めっちゃイベント企画楽しいなって思った。イベントに来てくれた子がめっちゃいいって言ってくれたその言葉と表情が今でも忘れられなくて。そこで、一個できた仮説が、僕がやりたいことないんだったら、やりたいことがある人のこをサポートして間接的に僕がやりたいことをできるんじゃないかって。
みんなの夢が、僕の夢になったら。
僕が一番、夢持ってることになるじゃん。
みたいな!」
頑張る人をサポートしたい。
みんなの夢を叶えたい。
そんな自分自身でも気づかなかった自分の夢に陸生さんは気づいたんですね。

東京に出てきて思った「僕はここじゃないな」って
「Re:actで活動している中で、『湘南基地プロジェクト』を発足するに至ったのは何故ですか?」
「Re:actは新宿が活動拠点で、けっこう新宿中心に活動してみて思った、僕はここじゃないなって。特に、僕がターゲットにしてた夢あるけどどうしたらいいかわからない子があんまりいないというか。東京にいると情報感度高くなるじゃん?そうなるとあんまり僕は救いたくないなぁ。って、1人でも、頑張れるじゃん」
「夢を追いたくてモヤモヤしているけど、環境的に恵まれてない人たちを救いたかったんですね」
「そうそう、東京には、めっちゃあるじゃん学生団体とか、それが新宿から1時間で行ける湘南には全くないんだよね。それがめっちゃ驚きで、
だから、湘南で何かしよう
って思って」
「つまり、『湘南基地プロジェクト』というのは若者の力で湘南を盛り上げようっていうのと、湘南で夢があるけど…っていう学生を救いたい!ってことなんですね!」
「そうそうそう!僕はそれがけっこう縦につながってて、ポテンシャルあって、夢持ってるけど環境のせいで辞めちゃってる。それがすごいもったいないなって。
やりたいことあるならやればいいじゃん。
っていう文化づくりを湘南でしたいなって」
「湘南の特色に加えて、若者で夢あるけど追えてない人たちが、追えるようになったららさらに湘南が面白くなるよねって事ですよね」
「そうそう!ありがとうございます!きれいにまとめてくれて!(笑)」
湘南人と湘南をめぐる
「今、具体的に『湘南基地プロジェクト』として動いている活動はなんですか?」
「まず、東京の子を連れて来て地元を案内するついでに自分も湘南を知ろう。っていう目的で週に1回湘南ツアーっていうのを開催してます。それを発信してると勝手に湘南で頑張ろうとしている学生がいるんだっていうのが広まって、つながりができたり、そういう連絡とかをすごいいただけるようになって。めっちゃ発信って大事だなぁ、っていうのを感じました。あと、目的はツアーと一緒なんだけど、月1で食事会やってます」
「そうなんですね!!ぜひ今度行かせてください!」
湘南のことをもっと知って欲しい!
自分も湘南のことが知りたい!
自分たちの活動を知ってもらいたい!
そんな想いで行われている湘南ツアー&食事会、皆さんも行かれてみたらどうでしょう?
<ツアーの様子>

<食事会の様子>


これから湘南に、JKカフェをつくります
「今まで、『湘南基地プロジェクト』発足に至るまでの経緯や活動を聞いて来たんですが、最終的なゴールを教えていただけますか?」
「まずはね、
湘南に『JKカフェ』をつくる。
それはJKがただバイトしてるって事じゃなくて、JKに経営してもらいたい。カフェを選んだ理由が僕自身がカフェを経営したいと思ってて、本質的に場所をつくりたいというか、場所の中で生まれる文化、夢を追い続けられたり自分の幸せに素直になれたり。そういう文化を作れたらめっちゃいいな〜って。そのカフェに遊びに来る東京の学生とか高校生が普段出会えない人が遊びに来て、出会いの場になったり、いろんな生き方があるっていうのを知ってもらいたい。それプラス、経営で主体的に価値を与える経験。
夢諦めない+夢に向かって走るための学び
みたいな。普段ちゃんとしてて勉強ができる女子高生というよりは、ギャルみたいな、はっちゃけてるけど実は夢ありますっていうJKのイメージ!」
「女子高生というよりはJKなんですね!」
「そうそう!その違いわかる。そこだけはちょっと犯罪にならないように。気をつけないと。(笑)それでそこで出会った子たちが、夢は見つけたけど叶え方がわからないってなった時にいろいろ教えてあげるコミュニティーみたいなのも作りたくて。スクールってことになるのかな?そこでインプットしてカフェでアウトプットするみたいな。それが僕が考えてる最終的な形かな」

「若者の力で湘南を盛り上げる、頑張る誰かのサポートをする。っていう軸がブレてませんね!」
「これからだね、けっこうこの1年勝負だと思ってるから。僕も卒業するまでに形にしたいと思ってるので!」
「いや〜アツいですね湘南!!頑張ってください!ありがとうございました!」
取材を終えて
気づいたら、注文したアイスコーヒーもなくなり、溶けかけの氷だけがグラスの中に残っていました。
とても楽しい取材で、時間が一瞬で過ぎたようでした!

改めて、内田陸生さん、今回は取材ありがとうございました!!

陸生さんの、
湘南を愛する気持ちと、
夢を追う人の夢を叶えたいという想いが具現化した、
「湘南基地プロジェクト」
これからの動向が楽しみです。
「湘南基地プロジェクト」のTwitterはこちらをクリック!

最後になりますが、
実は、
この志取材は、まだ完結していません。
続きは、あなた自身が「湘南ツアー」で陸生さんに直接聞いてみてください。
陽だまりの中で、
湘南の風を、感じながら。

(文/広大)