この東大生はひと味ちがう!”誰もが夢に向かえる世界を創る”小林翔太郎さん〜志取材〜

初夏の訪れを感じさせる太陽が輝く、ある土曜日の昼下り。

 

「向上心ある人が夢を実現する環境をつくる」

 

優しくもどこか熱量をもってそう語る彼の姿に引き込まれ、時間を忘れてしまう午後でした。

今回の志取材は海外留学支援サークルGARDを昨年の秋に立ちあげ、現在その代表をされている東京大学2年生の小林翔太郎さん。

 

将来を考えていると何か不安で、何かうずうずしてくるあなた、

やりたいことある…〝けど〟…って思っているあなた、

そんなあなたに送る記事です。

 

 

海外留学支援サークルGARDとは?

「それではまず、現在行っている活動を教えてください!」

 

「今は、海外留学支援サークルGARDの代表をしています。GARDの普段の活動内容は週1で英語を勉強、国際交流イベントの企画、外国人突撃ガイドなどを行っています。あと、入ったメンバーは最初、自己分析をしています。GARDの中期ビジョンとしては日本にゲストハウスを作ること。長期ビジョンとしては単純にそれを海外にも広めることです」

 

去年10月に立ち上がり、すでに様々な活動が動き出している海外留学支援サークルGARD。

では、そんなホットな団体に、翔太郎さんがかける想いを探っていきましょう。

 

 

夢を実現できない2つの原因

「翔太郎さんがGARDを立ち上げようと思ったきっかけを教えてください」

「はい、ではその前に、僕の理念から話しますね。僕の理念は、『向上心ある人が夢を実現する環境をつくる』です。僕はここに対するアプローチを常に考えています。この理念があった時に、夢を実現できないそもそもの原因って何なのかなぁって思いました」

 

夢を実現できない構造

「それで、まず、構造的に無理なんだというのが一つありました。どういうことかというと、生活費を稼がなければいけないという当たり前の構造がある。これがあるから、やりたいことはその就職においてしたいことじゃないかもしれないのに、それをしなければならないんだと。理由は単純に、生活費を稼がないと生きて行けないから。というか、生きていけるか不安だからだと思っています。また、なぜみんながこれを不安と思うかというと、生活費を稼ぐ手段が就職オンリーだと思っているから。だから、就職に流れる構造がある。

正直、この問題解決に対しては、GARDではあまり積極的には手を出していないです。

ですが、自分個人としては、手を出していきたいと思っています。要は、生活費がめちゃくちゃ安かったら、そもそも自分のやりたいことに時間を使えるんじゃないかと思っています。

その、1つの手段として浮かんでくるのが、シェアハウスや、ゲストハウスっていう生活費をめちゃくちゃ下げて、その分、プライベートを削るっていう生活体。

 

今自分でも、ルームシェアという形で何人かと一緒に住んでいます。それは、まずは自分自身で、生活費を下げる為にプライベートってどこまで削れるのかなっていうのを試してみたくて、自分で実験しています。

これが、1つ目の夢を実現できない構造的要因に対するアプローチです」

 

「なるほど。1つ目の要因に関しては、個人で手を伸ばしていらっしゃるのですね。では、夢を実現できないもう一つの要因を教えてください」

 

精神的要因

「もう一つの要因は、精神的な要因だと思っています。これは、一度の失敗でダメだよと言われてしまうような文化というか、教育というか、それに関して問題意識をもっています。単純に、この精神的な問題っていうのは、主体性の問題だと思っています。ここに関してGARDで色々やって行きたいと思っています。まぁ極論、海外じゃなくてもいいんですが、海外には主体性ってないとやばいよねっていう環境があるんじゃないかと思って、海外に人を送りたいなと思っています。主体性がないと、そもそも夢の実現にコミットできないと思っているので、そこを解決できたらと思っています」

 

日本が大好きなゆえに!?!

 

「あと、単純に、日本が大好きなんですよ(笑)日本が好きなゆえに思っていることがあって。現状、海外と日本を比較してみた時に、日本てもう置いてかれつつあると思っていて。

 

昔は日本の方が経済力があったから良かったんだけど、今は、そうでもない。経済力はあるけど、今成長している所の方がより変化が速くて、長期的に見たら置いていかれる。具体的にお金で言うと、今日本人が普通に使ってるAppleとかアマゾンとかってアメリカの会社。これって日本人が頑張って稼いだお金が海外に流れてしまっていることなんだよね。このままだと、日本てお金吸い取られるだけだなって思ったんですよ。

この、日本人が頑張っているのに日本からお金が吸い取られてしまうのを解決したい。これを解決する手段は2つあると思っていて。

1つ目は、そもそもこのサービスを使わないこと。でも、それできるかっていうと無理じゃん。人間って便利なものがあったらそれ使うし、それがもうインフラとして整っていたらそれにあらがうのは不可能。

2つ目の解決策は、吸い取る側に回るということ。要は、こういったいわゆるグローバル企業を作る、もしくはここに匹敵する、負けない企業に日本企業がならなきゃいけないってことですね。

それで、この2つ目の解決策に対してアプローチとしてGARDを作りました。

もちろん、向上心ある人が夢を実現する環境をつくりたいんだけど、日本が好きっていう個人的な理由もあるし、そもそも〝日本人だから〟とか、〝日本で育ったから〟とかで本来ついててほしい能力が備わっていないっていうのがすごくいやで。だから、そこでGARDを作りました」

 

夢を実現できない精神的要因と、日本好きがゆえに見えてきた問題への解決策として立ち上がったのがこのGARDという組織なんですね。では、GARDをどういう組織にしたいのか、翔太郎さんの想いを伺ってみましょう。

 

GARDで身につける基本の3つの能力

「GARDでは3つの基本的能力をつけられるようにしようと思っています。

1つ目が、異文化理解力。

日本人てやっぱどこに行っても日本語喋るし、ほかの文化に触れる機会がものすごく少ないんですよ。例えば、マレーシアであればマレー系、インド系、中華系の異なる人が当たり前に住んでいて、他の国にはそういう環境が当たり前にある。だけど、日本はそれが当たり前じゃなくて。

 

例えば、年功序列制とかの働き方って海外では全然当たり前ではない。だけど、日本人はそこに対する理解がなくて、海外に進出してもそういう制度で会社を回してしまったりして、現地の人たちとうまくいかないことが多い。やっぱり異文化理解って、うわべだけじゃなくて必要なんだと思いますね。それに、異文化理解をしようとする時って、語学力が必ず必要になってくる。だから、GARDでは英語を高めようっていうのをやろうと思っています。

 

2つ目が、主体性。

 

これはさっき言った通り、日本は主体性をもって挑戦できる環境が少ない。

正直、これを、日本で無理やりやれっていったところでできない。だって、それができないって言ってる人にやれって言ってもめっちゃ難しい。じゃあ、そこに楽しいっていう要素を付与すればいいんじゃないかなと思って。海外楽しいから行こうよって言って連れ出して、でも海外連れ出すと、日本語通じないから…(笑)自分から積極的に聞かないと、自分で考えて自分で行動しないと、生きていけない。

そういう環境に突っ込まなきゃだめかなと思って。

 

やっぱ、海外に行けば、その主体性が身に付く一歩は与えられるかなと思って、海外に行くっていうのを取り入れてます。海外っていうのは主体性を身に着ける手段ですね。

ここに関してGARDで色々やって行きたいと思っています。まぁ極論、海外じゃなくてもいいんですが、海外には主体性ってないとやばいよねっていう環境があるんじゃないかと思って、海外に人を送りたいなと思っています。主体性がないと、そもそも夢の実現にコミットできないと思っているので、そこを解決できたらと思っています。

 

 

 

3つ目は、課題設定能力と問題解決能力。

 

課題設定能力はどういうものかというと、自分でやることを自分で目標を立て、それに向かってコミットするっていうことなんだけど、これが案外難しくて。要は、自分で課題を設定してるってことは、ある程度答えも自分で設定しなくちゃいけない。でも日本の教育制度って問題は出されるものだから、この能力が日本人は極端に弱い。

夢は、要は自分が幸せになるためのものだから、人から決められた夢なら別に実現しなくてもいいと思ってしまうし。だから、この能力はそもそも夢を決めるのに必要な能力なんじゃないかなって思ってます。

この能力に関しては、自己分析をすることでつけていけるし、課題設定とかはたぶんイベントとかを企画したりすることで身に着けられるのかなと思っています」

 

自分の理念に対して真摯に向き合い、そこへの想いから具体的な実現方法まで語ってくれた翔太郎さん。最後に、彼がこうして活動できる理由を語ってくれました。

 

翔太郎さんがこれらをできるわけとは?

 

「これ、結局全部やりたいことっていうのは、言い訳をなくしたいんだよね。

 

これやりたいんだけど…っていう〝けど〟をなくしたい。

やりたいんならやればいいじゃんっていう環境をつくりたい。

 

精神的な面もそうで、シェアハウスとかも、失敗しても大丈夫っていう仲間が集まることで精神的な言い訳をなくしたい。

あとは単純に、俺自身、人が頑張っているのを見るのが好きだし、人の成長を見るのが好きなんだよね。こういうのを見てるのがめっちゃ嬉しい。あと、これって、どの年齢になってもできることだなって思ったんですよ。これ一生かけてできるわって。

 

だから向上心ある人とか、頑張りたいって人に頑張り方を教えたい。

その人の成長をみたい。

 

でも、実際、これだけですよ。

どうせやるんなら、そのひとの人生を変えられるくらいの教育をしたいし、その人が望んでない方向に進んでいるのを見た時にどうにかしたいって思う。でもじゃあ、それが環境としてあれば、俺が死んでも、人が夢を実現できるじゃんって。

だからこういうことをしてるかな」

 

 

取材を終えて

夢を持っている人が本気でそれを実現できる環境を、本気で作ろうとしている学生の物語。

いかがでしたか?

夢に立ち向かえない理由がある、

夢はある〝けど〟って思ってしまうあなた、こんなにも人の夢を本気で実現させようとしてくれる人がいるんです。

取材の最後に聞いた質問。

「最終的に、GARDに関わってくれた人たちがどうなっていてほしいですか?」

 

彼の答えは、

 

「夢に向かってほしい」

 

さて、あなたが夢に向かえない理由は何ですか?

海外留学支援サークルGARDの詳細はこちら!http://gard-support.sakura.ne.jp/gard/

(文/ひなた)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です